
第32回修法研修会(2012年12月10日)
『現代における神仏習合の実際とその未来』
講師 京都大学 こころの未来研究センター教授 鎌田東二先生
要旨
 明治維新時の神仏分離政策により、今日の日本人は「仏教」と「神道」は別々の宗教であり、相容れないものであるかの如き文化風土が醸成されてきた。
 しかし、一歩明治以前に眼を転じてみると「修験道」「権現信仰」等を媒介とした「神仏習合」の精神風土によって日本人の生活文化が成り立っていたことに気付かされる。
 その世界では煽情的で原理主義的な宗教感情は薄らぎ、全てを混然と受容する大らかで多様性ある「和魂」の文化を見出すことができる。
 日蓮門下においても「三十番神信仰」を始めとする宗祖以来の諸神信仰があり、今日、平成の「神仏習合」ともいえる動きが全国的に盛り上がる中、今回の鎌田先生による講義テーマは、現代法華伝道に携わる立場からも大変有意義な指針を与えて頂けるものと思う。
 
 また危機存亡の事態ともいえる現代日本の再生と、世界との融和を考える上でも、重要な論点の一つであるといえよう。


























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